どこでもライオン

This lion is everywhere and nowhere.

マクドナルドでバイト

マクドナルドは、シカゴに本社を置くファーストフードチェーンだ。日本は結構マクドナルドが好きな国で、店舗数はアメリカ・中国に次いで多い。

▶『スーパー・サイズ・ミー』ではアメリカ人の肥満原因の代表格として描かれていた

スーパーサイズ・ミー

初めてのバイトは、そんなマクドナルドだった。主な業務はレジや清掃業務など。やや声高に接客しないといけないのがきつかった。またクーポン対応など覚えるべきこともありつつ、お昼時など結構混雑するので大変だった。

▶アルバイトながらサブマネージャーになり、売上増に貢献したらしい保田さん
保田圭写真集 Kei

お客さんの中にすごい丁寧な人がいて、先輩に「さっきのお客様、丁寧な方だったから接客していて、いい感じだったでしょ。この気持ちを接客に活かすといいよ」と言われ、納得感があった。(スキル的に、すぐ活かせなかったけど)。

混雑時の対応が苦手で、本当に自分が駄目だったにも関わらず、すごいハキハキとした優しい先輩が多く、少し感動した。(正確に言うと、当時は感情が強張っていてうまく感動できず、後から思い返して感動した)。

細かく指導をしてくれる関西弁の女性の先輩がいて、接客対応した後につかつかと近寄ってきたので「あー、また怒られるのかな」と思ったら、「すごい! 一人で完璧だったやん」とすごい嬉しそうに言ってきたり、なんだかいい人により優しくされることが多かった。もちろん、「なんだこいつ」と言う感じでやや邪険にされることもあったが、「私が駄目だしな」と思っていたのと別にいやがらせされる訳ではなく自然な邪険さだったのでわりと平気だった。

働いているのは、高校生、大学生、フリーターと少しの社員だった。結構皆仲が良くて恋愛話もチラホラあった。

自分に自信を喪失しつつ、うまく向き合えないタイミングだったので、結構早くバイトをやめてしまったけど、後々、自分にとってプラスの敗北だったなと思った。少なくともこのバイト以外、自分が最初に決めた期間より早くバイトをやめたことはないし。(個人的には、バイトも仕事も嫌だったり環境がひどかったら、さっさとやめる方がいいのかなと思うけど、自分自身がうまくいかなくて嫌になったタイミングでやめてしまうのはもったいない気もしている。もちろん時と場合によるけど)。

▶今もマクドナルドにはいろいろと感謝。