どこでもライオン

This lion is everywhere and nowhere.

ヘリコプターで散策する東京上空

ヘリコプターに乗って東京の上空を飛んだ。化粧品で有名なDHCのヘリコプター事業部の行っているヘリコプター遊覧サービスを利用した。正直、DHCにヘリコプター事業部があるなんて知らなかった。

もともとDHCは「大学翻訳センター」の頭文字からとられた社名であり、大学の研究室向けの翻訳事業から立ち上がっているとのこと。今も翻訳事業は行っているし、ビールの醸造やアパレル販売など多角的に展開しているようだ。

さて、今回のヘリコプター、ロビンソン式R44型という型式のアメリカ製のヘリコプターで、時速180kmで飛ぶ。新幹線の最高時速が320kmと考えるとそこまで速くはなく、機体は、近くで見ると結構小さい。

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乗り込んでシートベルトとヘッドフォンをして、間もなく離陸した。離陸の時、ふわっと真上に飛び上がる感覚が不思議だった。遊園地のバイキング的な浮遊感があってちょっと苦手な感じだった。

15分のフライトと短時間ながら広範囲を回った。信号や道がないと移動がこんなに速いのかと少しびっくりした。レインボーブリッジや東京タワー、スカイツリーなどを上空から見下ろすことができた。景色は綺麗と言うより、ジオラマみたいでかわいかった。当たり前かもしれないけど連なっているビル群が絶えることがなくて感心した。

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天気があまり良くなくてパイロットが申し訳なさそうにしていたが、雲と建物の距離感が見えやすくてよかった。ミレーの絵にありがちな天気だった。奥の方の雲は黒ずんでいて寂し気だった。

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ヘリコプターの中はプロペラの音が響いていて、スピードが速くて機体が小さい為、結構酔った。15分のフライトだと物足りないかと思っていたが、十分だった。むしろヘリコプターで長時間移動はかなり疲れると思う。

パイロットは茶髪の女性で、絶えず微笑みを浮かべていたが、結構無口だった。ずっと「下に見えるのは〜です」みたいに話し続ける感じの人だとちょっと疲れるなぁと思っていたので良かった。