バイトを100個した!すごい大変だった。物理的にも大変だったし、自分自身が卑屈になったり疲れ果てたりしていたのも大変だった
一応最初に決めた期間は続けることを条件にバイトをしたので、続かなくてやめまくったとかそういう話ではない(念のため)。
短期バイト、派遣バイト、長期バイトを組み合わせて100個やった。
まぁいろんな人に会ったし、自分自身にも日々失望したし(失望の受け身をとる練習と言ってもいいくらい)、なんとなくの社会の仕組み的なとこを知ることが出来たし、実りは多かった。
ということで、記録と感想を何回かに分けて書いていくよ! 舞台は日本時々カナダ!
目次☞
1.マクドナルド
マクドナルドとは(一応)
マクドナルドは、シカゴに本社を置くファーストフードチェーン。日本は結構マクドナルドが好きな国で、店舗数はアメリカ・中国に次いで多い。
ちなみにこの有名なピエロは2016年頃に表舞台からはほぼ引退されているよう
最初のバイトなので接客モードになるのがきつかった
主な業務はレジや清掃業務だった。やや声高に接客しないといけないのがきつかった。またクーポン対応など覚えるべきこともありつつ、お昼時など結構混雑するので大変だった。
お客さんの中にすごい丁寧な人がいて、先輩に👩「さっきのお客様、丁寧な方だったから接客していて、いい感じだったでしょ。この気持ちを接客に活かすといいよ」
と言われ、納得感があった。(スキル的に、すぐ活かせなかったけど)。
先輩がいい人だった
混雑時の対応が苦手で、本当に自分が駄目だったにも関わらず、すごいハキハキとした優しい先輩が多く、少し感動した。
細かく指導をしてくれる関西弁の女性の先輩がいて、接客対応した後につかつかと近寄ってきたので
🦁「あー、また怒られるのかな」
と思ったら、
👩「すごい! 一人で完璧だったやん」
とすごい嬉しそうに言ってきたり、なんだかいい人により優しくされることが多かったです。もちろん、「なんだこいつ」と言う感じでやや邪険にされることもあったが、「私が駄目だしな」と思っていたのと別にいやがらせされる訳ではなく自然な邪険さだったのでわりと平気だった。
仲が良くて恋愛が盛んな職場だった
働いているのは、高校生、大学生、フリーターと少しの社員で、結構皆仲が良くて恋愛話もすごく多かった。私がよく知っている11人中の内、露見しているだけで4組カップルが発生していて別れたり、違う人と付き合ったりグチャグチャだった。
2.郵便局
なかなかきつかった
年末年始の短期バイトで、年賀状の仕分けを行った。機械で分けられた住所ごとの郵便物をさらに細かく分けていくというもので、長時間行うとくらくらした。親指にはめるゴムのサックが「くらくら」を助長させている気がした。冬だったこともあり暖房が強めにかかっており事務所内は暖かすぎた
ブコウスキーの本でも郵便局の仕事は結構大変そうだけど、当時より今の方が機械を導入している分楽なんだろうな
配達も大変そう
知り合いは配達をやっていたが、届け先がよくわからず尚かつ免許を持っていないので自転車で稼働する為結構大変そうだった。
職場の雰囲気は穏やか
働いている人は穏やかな人が多く話し方がとても優しかった。真面目な人が多く休憩室でも下世話な話で盛り上がることなどなかった。少し学校の職員室に雰囲気は似ているけど、学校の方がぎらついている印象があり
3.ティッシュ配り
都会の真ん中でティッシュ配り
駅前や人通りの多いところで3時間くらいティッシュを配った。配るのは、鼻セレブのようなやわらかくて少ししっとりしている素敵なティッシュではなく、硬質で1枚だけ取り出そうとしてもいっぺんに出てきてしまうような無骨なティッシュで、中にマンションの広告が入っていた
避けられることに慣れてくる
渡しているものがティッシュなので喜んでもらってくれる人は結構いるけど、絶対もらいたくない人はわかりやすく避けていく。前の人が避けると後続の人も避けるので、オレンジコーンのような気分を味わった。もしくは川の中の大きな岩。
避けられモードになるとなかなか配れないのでやや困っていたら、かっこいいお兄さんがもらってくれた。お礼を言うと歯を見せて笑ってくれた。一度もらってもらえると後続の人たちもまたもらってくれるモードになるのでとても助かる。(別に全部配りきらなくても問題はないが、配れないとなんとなくつまらない)。
街には親切な人も多い
近くで薬局をやっているという女の人がやってきて、
👩「いっぱいもらってあげようか?」
とこそこそ言われたけど、
🦁「ノルマないので大丈夫ですよ」
と生々しいことを言ってやんわり断りつつお礼を言っておいた
4.ペットボトルにおまけをつける
ペットボトルのおまけつけ
ペットボトルにおまけを付ける仕事がある。ペプシのスターウォーズキャップなどちょっと話題になったことがあるけど、おまけ目当てで買う人もやっぱり多いみたい。仕事内容としては文字通り、蓋の下のくびれにおまけの入った小さい袋をはめ続ける。「抜けないように」「袋を壊さないように」取り付けるのは意外と難しい…。
すごいきつい
結構きつい仕事だった。指がものすごく痛くなる。ちょっと泣きそうになるくらい…
作業ラインはベテランのラインと非ベテランのラインがあり、ベテランのラインはとても速くしかもお喋りの声も大きく活況だった。非ベテランのラインは皆必死で張り詰めている。自分の担当区分が終わらないままに商品が流れていってしまうと一度流れたものが押し戻され、社員に迷惑そうな顔をされた。(他の人が押し戻されると束の間の休み時間が生まれるので作業者は嬉しいけど)。
ラインの始点にはペットボトルが入ったダンボールを押し流す人がおり、その後ペットボトルにおまけを付ける人々がおり、最後に段ボールに蓋をする人と、シールを貼る人がいる。始点でダンボールを押し流す人はカーリングを行う人のように集中した面持ちで丁寧にゆっくり(しかし容赦なく)ダンボールを送り込んでいる。この人は全体の流れを見つつ進行するのでわりとキーマンっぽい。
ポジションによって大変さが違うのでプチトラブルも
ペットボトルのおまけを付ける作業が非常に指を酷使するきつい作業である一方、シールを貼る作業とダンボールに蓋をする作業は比較的楽な作業のようだった。その為、何かしらを社員に訴え、おまけ付けからシール貼りにポジション交換になった人が他の人の大変な怒りを買っていた。
😠「あの人さぁ、すぐ楽なポジションに行く。ありえん」
😡「体調悪いとかすぐそういうこと言う」
😠「あたし社員に文句言ってくる」
結果的に、楽なポジションになった人はきついポジションに戻されていた。楽なポジションになった人は、立ち位置的に困った人のようで、なおかつそこまで容赦されていないようだった
困った人の日常
この「困った人」認定されている人とは仕事内容の説明を聞く時の場所が近かったので結構ずっと一緒にいて色々と話した。30代のフリーターの女性でやせていて、格好はわりとガーリーだった。キツネに結構似ていた
元々OLをやっていたが、体調を崩して定期的に休んでしまうことから影口を叩かれるようになり、会社を辞めてしまったとのことだった。親には現状を苦々しく思われており、それでまた体調が崩れてしまい、バイトもなかなか続けられない状況とのことだった。それでも趣味のサッカー選手やアーティストの追っかけや8歳年下の恋人との関係はとてもうまくいっているようで、相対的に楽しそうだった(追っかけ時に偶然出会った奥田民生がとてもかわいかったと話してた)。
5.商店街の制服屋
商店街によくあるお店で働く
学校の制服を扱う商店街のお店で働いた。2階建て、地下有りながら細長いお店で、決して広いとは言えないお店だ。言っちゃ悪いけど、そんなにきれいで新しい感じの外観でもない。その地域の制服はほぼ扱っている為、あまり商売には困らなさそうだった。働いたのは春休み時期の繁忙期!(逆にそれ以外の時期は結構暇そう)
仕事はうまくいかない
仕事内容は、子供の制服を選ぶにあたって採寸をしたり、倉庫から在庫を持ってくることだったけど、在庫の場所を覚えるのが難しかった。正直みんな似たようなデザインで、種類も多いので並べてもすぐわからないくらいで、全然適性がなかった。
子供は高校入学を控えている中学三年生がメインで、母親に連れられて浮かれているか、ずっとイヤホンを耳につっこんでいて怒られているかどちらかだった。
家族経営って大変だなと思う
働いた制服屋は、家族経営のお店で、70代の社長がいつも激しく怒られていた。
プチ修羅場だとこんな感じ。
織田裕二に似ている社員👨:「あんたが〜って言ったんだろ!」(机を叩く)
織田裕二似のお姉さん👩(メガネで細身):(不満げにうろうろしながら押し黙る)
社長の奥さん(細身)👩:「あなたがやるって言ったんでしょ!」
社長👴:「‥‥‥‥」
アルバイト👶:(修羅場の多さに引く)
家族経営ってすごく大変だな