JR北海道「塘路駅」でガイドさんと待ち合わせした。塘路駅は、北海道川上郡にある。その日の塘路駅には変わった電車がたくさん来ており、鉄道ファンがちらほらいた。
熱心に電車の写真を撮っている人の一人がこちらに来て名前を聞いてきた。どうやらカヌーを漕ぐガイドさんで、迎えにきてくれたようだ。(鉄道オタクなのかは聞きそびれた)。
車に乗って、コッタロ湿原の釧路川に向かう。そこからカヌーに乗ってアレキナイ川を経由して、塘路湖まで行く行程となっている。
防寒をしっかりしてきており、ガイドさんも必要以上にしゃべったり突然大声で歌いだす人でもなかったので、穏やかに北海道の冬景色を見ることが出来た。独特の静けさと冬の冷たい綺麗な空気に包まれているととても心が癒された。口から邪気が漏れ出ていくようだった。
『カヌー犬・ガク』を読んでからこういうゆったりカヌー旅にあこがれていたので、短時間でも気分を味わうことができてうれしかった。
カヌーのツアーとしては夏の方が断然人気があるらしく、かなり前から予約が入っているとのこと。夏も気持ちよさそう。
個人的には、夏の北海道も好きだけど、冬の北海道のしんとした雰囲気が結構好きだ。防寒をがっつりする必要はあるけど。