どこでもライオン

This lion is everywhere and nowhere.

バイト先としてのデジカメ工場

大手電機メーカーのデジタルカメラの部品の組み立て作業をしたことがある。全体をすっぽり覆うピンクのふわふわの作業着を着てから、エアシャワーを浴びて作業スペースに入った。あとは1時間の休憩をはさんで黙々と立ち作業。

デジタルカメラの組み立てをしてびっくりしたのが、こんなのが手作業なんだ! ということ。すべて工場で完結するものだと思っていた。作業内容は、パーツを組み合わせる・シールを貼る、だけで、組み合わされたパーツはどこの部分か全然わからなかった。 

作業をしているのはだいたい1つの部屋で10人くらいで、現場リーダーのような30代くらいの男の人がいて、あとはほとんど女性だった。

ベテランの女性同士が終始激しく喧嘩をしており、間に立つ現場リーダーが困り果てていた。構図的には先輩女性が後輩女性をいびり続け、定期的(30分おきくらい)に後輩女性がキレているようだった。喧嘩の内容は作業の段取りの話だったが、結構ヒートアップしておりほぼ聞き取れなかった。

現場の雰囲気は若干悪かったが、作業のしやすい室内温度で、部品組み立てとシール貼りにより特定の負荷が手指にかかりすぎることもなく、悪くない仕事だった。