どこでもライオン

This lion is everywhere and nowhere.

ベトナム戦争で使用されたクチトンネル

ベトナム戦争の舞台となったクチトンネルへ行った。戦車や記念館的なところがあり見所が多かった。

地面下の潜伏場所は落ち葉がかかっており見つけるのが困難なだけでなく、意外と普通の男性もすんなり入れるのにびっくりした。

▶すんなり隠れ家に入るデモンストレーション

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クチトンネルの中は狭かったり暗かったりしたが、意外と快適だった。(ずっと居たい感じではもちろんないが)。足場は少し不安定。

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記念館的なところではベトナム戦争の短いドキュメンタリーを放映していたが、明るいトーンで戦争における英雄にフォーカスした内容だった。面白いのが、普通にいそうな小柄な人が普通に英雄として活躍しており、普通にいそうな感じで(かっこつけることなく)映像に収められていたことだ。(音楽も『大脱走』みたいな軽い感じ)。

戦時中の作業風景を模した人形もある。結構リアルなのでぎょっとする。

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戦車の前では短い記念撮影の列ができていた。

全体的に明るい雰囲気のスポットだった。広島の平和祈念館にもアリゾナ記念館にも行ったが、いずれも重い気持ちになる場所だった。たまに広島の平和祈念館前で写真撮影をしている海外からの旅行者がいてやや問題視されているが、文化差と言うのは絶対あるんだろうなと思った。

▶ベトナム戦争を扱っているアメリカの映画はたくさんある

フォレスト・ガンプ/一期一会 (字幕版) グッドモーニング、ベトナム (字幕版)

誤解を与えないように補足すると、ベトナム戦争でベトナム人自体がひどい目に遭ったのは紛れもない事実で戦争をいいものと思っている訳はないと思う。ただ粘ることと知恵を絞ることで勝利を収めたこと、また、アメリカ国内の反戦運動も戦争の終焉の一因となっていることは、覚えておくべきポジティブな側面だと捉えられている気がした。