アフガニスタン出身の難民アスリート・アシフ選手とzoomでお話した。
アシフ選手の経歴は以下のような感じだ。
①アフガニスタンに生まれる
②迫害を受ける
③イランに亡命
④イランでもひどい迫害を受ける(同時に自衛の為、空手に打ち込む)
⑤オーストラリアに行く(途中で船が止まるアクシデント有り)
⑥学校に行きつつ空手を続ける。強化選手入り(結婚もする)
上記の②と④の過程(赤字部分)に関しては、具体的な話を聞くと暴力的な内容が多く結構つらかった。アフガニスタンとイランでひどい迫害を受けた後のオーストラリアの対応が暖かいというか普通だったので話を聞いていてほっとした。
アシフ選手のプロフィールかどこかに「困難の乗り越え方を話すのが得意」と書いてあったのを見たので、
「あなたはどうやって嫌な経験を乗り越えそのように前向きになれたのですか?」
と尋ねてみたところ、
「んー、まぁ助けてくれた人もいっぱいいたし。自分が前向きになる為のルーティンとして瞑想とかやってるからね」
ということだった。瞑想の効果は絶大で、毎日やっているらしい。
アシフ選手が暴力的でプリプリした人にならなかったのは、空手で頭角を現すことが出来たことが要素としてなくはないと思うが、あまり卑屈にならなかったからというのが大きいのかなと思った。溢れるリア充オーラと好青年オーラはなかなか真似できないものかと思うが、怒りで時間を無駄にしない合理性に関してはそのまま見習いたいものだ。
▶とても穏やかなアシフ選手