どこでもライオン

This lion is everywhere and nowhere.

覆面モニター中のレストラン

飲食店でバイトをした時、本部からの社員と覆面モニターは比較的恐れられていた。覆面モニターとは、普通のお客さんの振りをして来店し、お店の評価をする為にお店側から雇われている人のこと。覆面モニターには、対価として飲食代の25~100%程度が還元される。

今回、覆面モニターサイトから応募し当選したので、家から歩いて数分のお店に行った。なんというか雰囲気は悪くないけどなんとなく行く気になれないイタリアンのお店だった。

覆面モニターマニュアルには、なるべく「スタッフの名札を見て」と注意書きに書いてあったので頑張ったが、かなり難しかった。

料理に関しては、ワインの気は抜けていたし、アヒージョは安い油の匂いがしたが、値段がとにかく安いので「まぁこんなものかな…」と思った。注文してから料理が届くまでの時間も短かった。店員さんも感じがいい。

かわいらしい内装のお店ながら、50代前後のサラリーマン2人組がメインの客層だった。ビールはちゃんと冷えておいしかった(+安い)ので、さくっと吞むのにはいいお店なのだと思う。

点数をつけないといけないので味の評価は60点くらいにし、味の評価のところのコメントには「この料金を考えると100点は無理だと思う」と書いた。ところが「曖昧な表現はだめです」と何度か差し戻しを食らい、「ワインはまずいし、アヒージョは油っぽい。全体的においしくない。」と最終的に容赦のないコメントとなった。「これが店舗に行き、バイトに伝わり、覆面モニターが怖がられたり憎まれたりするんだな…」と思った。

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