ディズニー・プラスに登録してみた。ディズニー・プラスとは、ディズニー・メディア&エンターテイメント・ディストリビューションが所有・運営するサブスクリプションサービスだ。月額990円でディズニーが権利を持つほとんどの作品が見放題なのだが、「この作品もディズニーが権利を持っていたんだ…」とディズニーの守備範囲の広さに驚くと思う。
▶あのシンプソンズもラインナップに!シンプソンズが嫌々ディズニー・プラスの宣伝をするCMも有り
Now, everybody smile. @TheSimpsons are coming to #DisneyPlus. Start streaming November 12. pic.twitter.com/M8zTYmELb7
— Disney+ (@disneyplus) October 28, 2019
いい機会なのでディズニーのアニメ映画で観ていないものを50本くらい観た。これでほぼ全部ディズニーのアニメ映画は観たと思う。感想は以下。
①動物がかわいい
全部の映画ではないが、動物がかわいい。『きつねと猟犬』のきつねは子供時代も大人時代もなんとも言えないかわいさ。
ジャケットは普通の動物のイラストだけど、作中では、とまどった表情や嬉しそうな表情が生き生きと描かれていて、とにかくかわいい。
▶︎手塚治虫の描く動物もかわいい。ディズニーに影響を受けたという説も
②ぶっ飛んでいる(初期〜中期はナチュラルハイ)
初期〜中期は「ぶっ飛ぶぞー」と言う気合なく、ぶっ飛んでいる気がする。
例えばプーさんの悪夢のシーン。
悪夢の描写として非常に秀逸であり、これを描き切れてしまうのって本当にすごいなと思う。「上手ですね」「プロですね」とかじゃなくてもう別次元にぶっ飛んでいる気がする。創作サイドがぶっ飛んでいないと成せない技だと思う。
ちなみに初期〜中期のディズニーではぶっ飛んだ結果、「良い場所」に着地している場合と「わけわからない場所」に着地している場合がある。これ、目撃していていいのだろうかという場面も有り。ビートルズの『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』辺りのぶっ飛びがアニメのかわいい絵柄に落とされているのでぎょっとすると言うか。
③音楽が面白い
ディズニー映画は、ほぼミュージカル映画なのだが、挿入歌が面白い。
『白雪姫』の『ハイ・ホー』の歌の内容は簡単に言うと「仕事に行くぜ、鉱山で採掘するぜ、なんで掘ってるのかはよくわからん、ハイホー」と言う内容だ。この実直かつ深く考えないことを選択した感じがたまらない。同じ分野でいくと「悩まなくていいよ」と歌う『ライオンキング』の『ハクナマタタ』も似ている部分があるかもしれない。ヒロイン・ライオンのナラに「そんな場合じゃないでしょ」みたいな感じで往なされていた気がするけど…。(子供時代から大人になるに掛けてナラは辛酸をなめつくしてきたからリアリストだ)。
DVD、ストリーミング配信で視聴可能。