『コーヒー&シガレッツ』は、2003年公開の映画。監督はジム・ジャームッシュ。以下の11のストーリーのオムニバス映画となっている。
①変な出会い(STRANGE TO MEET YOU)
出演:ロベルト・ベニーニ、スティーヴン・ライト
②双子(TWINS)
出演:ジョイ・リー、サンキ・リー、スティーヴ・ブシェミ
③カリフォルニアのどこかで(SOMEWHERE IN CALIFORNIA)
出演:イギー・ポップ、 トム・ウェイツ
④それは命取り(THOSE THINGS'LL KILL YA)
出演:ジョー・リガーノ、ヴィニー・ヴェラ、ヴィニー・ヴェラ・Jr
⑤ルネ(RENEE)
出演:ルネ・フレンチ、E・J・ロドリゲス
⑥問題なし(NO PROBLEM)
出演:アレックス・デスカス、イザック・ド・バンコレ
⑦いとこ同士(COUSINS)
出演:ケイト・ブランシェット
⑧ジャック、メグにテスラコイルを見せる(JACK SHOWS MEG HIS TESLA COIL)
出演:メグ・ホワイト、ジャック・ホワイト
⑨いとこ同士?(COUSINS ?)
出演:アルフレッド・モリーナ、スティーヴ・クーガン
⑩幻覚(DELIRIUM)
出演:GZA、RZA、ビル・マーレイ
⑪シャンパン(CHAMPAGNE)
出演:ビル・ライス、テイラー・ミード
この映画は、
「コーヒーはおいしいですね」
「うん、あったかいのがいいねぇ」
「豆はアラビカ種がいいねぇ」
「うん、ミルクを入れて飲むのは邪道だねぇ」
というような会話の飛び交うコーヒー(&タバコ)大好き映画ではない。
コーヒーとタバコはあくまでも日常の一部分であり、この映画に出てくるコーヒーはファミレスでおかわり自由になっていそうな気楽なコーヒー(and気楽なタバコ)だ。登場人物は、「コーヒーとタバコはやめらんないな~」という雰囲気を強く漂わせている。
モノクロでこの俳優陣でこの監督、タイトルが『コーヒー&シガレッツ』って、ずるいくらい無双だなぁ…とつくづく思う。