車で奈良県を通りかかったので大仏を見に行った。奈良の鹿って図々しいイメージしかなかったけど、意外と飼い慣らされている感じがなくて好感を持った。鹿用おやつを持っていれば寄ってくるし、持っていないと分かったら関心を示さない。
仕事で合理的な人って、情より物理的事象で判断する分、冷たい印象があるが、逆に仕事がやりやすかったりする。奈良の鹿はそんな感じ。奈良の鹿とビジネスが成立したら結構やりやすいんじゃないかな。
▶︎なんですか、という顔
▶︎我関せずで歩く姿
▶︎眠そうな顔
▶︎文句なしに景色は綺麗
▶︎小さい森もあるので、人間がうざいと感じたら逃げ込める
東大寺周りはいい具合に木が生い茂っていて、情緒があった。「東大寺仁王の門を静かなるうす墨色にぬらす秋雨」と与謝野晶子も詠んでいる。
あまり詳しくないけど、大造りで伏線が少なそうなところに大陸的な印象を受けた。よく日本庭園に行くと石が不思議な形に並べられていたり、雨に濡れることを前提として置く石が選定されていたりするが、そういう細かい思考抜きで五感で対応型のような気がした。(個人的には伏線がある庭園も好きだけど)。
さぁ、いよいよ大仏。この大仏は、優しい顔をしている。15メートルの高さの大仏を作るのもすごいが、この顔つきを描けるのもすごい。
向かって左側には虚空蔵菩薩。記憶力をよくしてくれるらしい。
広目天立像は、武器を持たず、 右手に筆、左手に巻物を持つ情報の神らしい。
大仏の手と鼻の穴の大きさ体感コーナーも有り。
東大寺を出るとまた鹿が寄ってきた。笑っていない目ってこのことかな、と思う。
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