どこでもライオン

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色彩が爆発、岡本太郎記念館

岡本太郎(1911年 - 1996年)は、大阪万博に際して発表された『太陽の塔』、渋谷駅にある巨大な壁画『明日の神話』など多数の作品で知られている。

漫画家・岡本一平、小説家・かの子との間に生まれ、両親が愛し合いつつ恋愛にそこそこ奔放だったり、青南小学校・慶應義塾幼稚舎に在籍していたり、パリ大学に留学していたりと、複雑かつ優雅な経歴からは信じられないくらいワイルドな芸術家だ。

個人的にも大好きな芸術家で、本能を大事にしながらも純粋でとことん考え抜いているところに震えている。

▶岡本太郎、おすすめの本

そんな岡本太郎のアトリエや作品が見られるスポットが、 岡本太郎記念館だ。こじんまりとしているものの、650円の入場料でパワー溢れる展示を見られて写真も撮れる。行き方はややわかりづらいが、表参道駅8分とアクセスもいい。岡本太郎がいかに優雅な場所で生活をしていたかがわかると思う。

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▶︎謎のオブジェ多数

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▶︎鯉のぼり特集。すごい原色

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岡本太郎の展示を見ていると「世界ってこうあるべきだよな」とおおらかになってくる。元気であるべきだなと。寒々しい感情は要らないかなと。

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岡本太郎の顔つきも実にいい。

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2階からお土産コーナーが見られる。

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▶︎謎トランプ

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岡本太郎の人形が館内にいくつかあるが微妙にどれも小さいので調べてみると、実際に岡本太郎の身長は157センチくらいで結構小柄だったようだった。

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アトリエもかっこいい。

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庭には多種多様な植物があった。謎のオブジェも多数。

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岡本太郎の作品は全体的に謎だが、テーマ性がくっきりしていないのがいい。エネルギーとか明るさとか暗さとか感情とか形が取れないものに造形を与えて、しかも結果的に素敵な「謎」になっているのがもう最高だ。

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