考えるライオン

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安全マーク付き小林聡美主演作品

夏が近づいてきたのでドラマ『すいか』を観てみました。やはり面白いです。ついでに小林聡美主演作品をまとめて観てみました。

観たのは『かもめ食堂』『めがね』『パンとスープとネコ日和』『マザーウォーター』。『かもめ食堂』『めがね』は観返した作品で、『マザーウォーター』と『パンとスープとネコ日和』は初めて観た作品です。

かもめ食堂

かもめ食堂

  • 小林聡美
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めがね

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  • 小林聡美
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※パンとスープとネコ日和

ウッディ・アレンの映画が好きでまとめて作品を観たり、一時期ケヴィン・スペイシーのぶっとんだ感じにはまっておりまとめて観たことはあったけど(偶然だけど両方スキャンダラスな映画人です)、人起点で集中的に作品を見るというのは意外とやっていません。俳優の場合も監督の場合も多分外部環境的なものにより作品の出来にブレが出るから、なんとなくその監督や俳優がかわいそうになってしまうことがあるからです。もちろん(と言っていいか微妙だけど)駄作を観るとその監督・俳優のB面を見たようでうれしくはあります。でもそれだけの動機でなかなか長い映画・ドラマは観終えることはできません。

その点、小林聡美+よく共演する人+スタッフ、が組み合わさると安全マークがついている気がして安心して視聴できました。

『すいか』『かもめ食堂』『めがね』『パンとスープとネコ日和』『マザーウォーター』は全部同じ監督ではないけど、主演・小林聡美は固定。そのほか、もたいまさこ、片桐はいり、市川実日子、加瀬亮、小泉今日子などが入れ替わりながら出演しています。またフードコーディネーターとして飯島奈美が携わっており、豪華ではないものの、おいしそうな日常食が描かれています。

▶飯島奈美 レシピ本

この安全マーク作品は意外とレアな気がしています。『スター・ウォーズ』だってあれだけお金をかけて作っているのに毎回観る時に「うまくいくかな」とハラハラするし、安全マーク作品としてはウッディ・アレン作品と小津安二郎作品と伊丹十三作品くらいしか例が思い浮かびません。(ウッディ・アレンはちょっと違う気もするけど)。もちろん安全マークを試みている作品は多いですが、安全マークを保持しようとすると「こういうのが好きなんやろ」と押しつけがましくなることもあるし、「また同じようなことやってる」という二匹目のどじょう感が出てしまう時もあります。だからかなり難易度が高いと思います。

前置きが長くなってしまいましたが、一連の小林聡美作品(『すいか』『かもめ食堂』『めがね』『パンとスープとネコ日和』『マザーウォーター』)全部面白かったです。安全マークがあるからこそ安心して観ること(課金してレンタルすること)が出来、実際満足のいく楽しさだったし、心に残る感じがありました。

基本的にどの作品も難解さはなく、直接的に等身大の結論なり哲学が登場人物の口から語られるのですが、ドラマや映画にありがちな「今いいこと言いました!」という音楽やカメラワークや登場人物のやたら光る眼がないのがいいです。過剰な映画に胃もたれしている人におすすめです。