どこでもライオン

This lion is everywhere and nowhere.

ろくろで陶芸

ろくろで陶芸と言ったら、もちろんこの映画。『ゴースト/ニューヨークの幻』。強盗に殺された銀行員が幽霊(ゴースト)になり、陶芸家の恋人を守るというストーリーだ。霊媒師役のウーピー・ゴールドバーグがアカデミー助演女優賞を受賞し、興行収入は世界で約5億ドルという結果。現在でも、ロマンス・ファンタジー映画の興行収入では、1位となっている映画だ。

ゴースト/ニューヨークの幻 (字幕版)

そんな映画の中で陶芸家の恋人とその恋人がろくろで陶芸を行うシーンがある。あの陶芸シーンのドロドロした感じが、なんとも気持ちよさそうだ。ライチャス・ブラザーズの『アンチェインド・メロディ』をバックに短髪のデミ・ムーアが結構凝った陶芸を行っている。1980~90年代の映画特有の水気の多い雰囲気のシーンだ。(『タイタニック』あたりから水気が切れてきた気がする、あくまでも肌感だけど)。

アンチェインド・メロディ

アンチェインド・メロディ

  • ライチャス・ブラザース
  • ポップ
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

スライム作りが東南アジアの子供たちの間で流行っているらしいが、柔らかくて水っぽくてドロドロしたものを好きになるのはみんな一緒なのかなと思う。(多分)。

今回そんな憧れののろくろでの陶芸にチャレンジできた。体験費用は3000円。

成型前の土の塊は重量感がある。鈍器になりそうなくらい。触ってみるとひんやりしていて気持ちいい。冬の倉庫にあるジャガイモのような冷たさだ。

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親指で穴をあけ、中心から外へ指を移動することで形を作っていく。粘土の厚みがどんどん偏っていくので指先で土を挟むことで均一にしていく。どんどん形ができ、同時に歪んでいく。楽しくなって、ろくろを速く回し過ぎて注意された。(足踏みペダルで回る速度は調整できます)。ほどほどの速度で形を整えていくのが大事らしい。

形が出来上がってから「絵を描いていいですよ」と先生に言われたので絵を描いてみた。ガビガビの画材を使う為、線の太さが不安定になった。

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左の絵を先生が「タコだね!」と言い当てたのでむしろびっくりした。

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作った器は焼いてもらって、今はベランダでガーデニング用品として活躍中だ。光沢が綺麗。

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